NRCレポート

第10回 NRC全国キャラクター調査
【ご当地キャラクター】Part2:認知率10年間の推移

エンターテイメント ナレッジ・レポート

公表日 2024年02月09日

    •  

    •  

       日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:杉原 領治)は、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行なっています。

       また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。

    •  

    • ※GIA (Gallup International Association)

       WIN (Worldwide Independent Network of Market Research)

    •  

    •  

    •  今回は、当社の自主企画として毎年実施しているNRC全国キャラクター調査から、ご当地キャラクターの「認知率10年間の推移」をご紹介します。

      •  

    •  本調査は、全国で1,200名を対象に訪問留置という手法で毎年実施し、「ご当地キャラクター」の認知と好感を調べているものです。2014年から開始し、2023年12月調査でちょうど10年目(第10回)となりました。

       Part2では、この10年間に継続調査している主要キャラクターについて、全国とご当地の認知率の推移をまとめてみました。

    •  
    • ※各キャラクターのご当地はそれぞれエリアが異なりますが、サンプル数の関係で県単位ではなく、「北海道・東北」、「関東・甲信」、「中部・北陸」、「近畿」、「中国・四国・九州」の5エリア区分で分析しています。

    •  


    •  

    • 「くまモン」、「ふなっしー」、「ひこにゃん」、「せんとくん」、「ぐんまちゃん」、「メロン熊」、「ふっかちゃん」の7キャラクターについて、全国ベースと出身ご当地ベースの2つの認知率の時系列推移をみてみましょう。

      このうち、「くまモン」、「ふなっしー」、「ひこにゃん」は、好感率の推移も参考としてグラフ化しました。

    •  
    •  

    •  

    • くまモン

    

  • ・この10年間は、全国では89~94%、ご当地では90~95%と非常に高い知名度を維持しています。

    ・ご当地と全国ベースの認知率はほぼ同じで差がありません。熊本県のご当地キャラクターではありますが、全国的にも知名度が高く、日本を代表するキャラクターと言えそうです。

    ・参考として好感率の推移もみますと、全国ベースでは2014年は31%でしたが、2023年は38%と上昇しています。同様に、ご当地ベースでも37%→45%と、この10年間に7、8ポイントのアップがみられました。

    ・認知率が約9割と安定しているうえに、好感率も上昇傾向であり、人気が衰えることなく定着してきていることがうかがえます。

    •  
  • 1a認知_時系列_くまモン_0202.PNG
  •  
  • 1b好感_時系列_くまモン_0202.PNG
  •  


  •  

  •  

    • ふなっしー

  •  
    • ・全国では87~92%、ご当地では90~95%と非常に高い認知率で推移しています。

      ・また「くまモン」と同様に、全国とご当地で認知率にほとんど差がないのが特徴で、全国的にも有名なご当地キャラクターです。

      ・一方、好感率の推移をみますと、全国ベースでは2014年は38%でしたが、2023年は23%に低下し、ご当地ベースでも43%→21%と、この10年間で好きという人が15、22ポイントも減少しています。

      ・しかし、2023年で好感率が2割強というのは、本調査のご当地キャラクターの中で「くまモン」に次いで高い数字です。「ふなっしー」も「くまモン」と同じく全国的に有名で人気の高いキャラクターと言えそうです。

  •  
  • 2a認知_時系列_ふなっしー_0202.PNG

  •  
    • 2b好感_時系列_ふなっしー_0202.PNG
  •  


  •  

  •  

    • 【ひこにゃん

    •  
    • ・この10年間で多少の動きがあるものの、全国ベースでみると2014年は67%→2023年は69%、ご当地では2014年82%→2023年88%と、認知率はほぼ安定しています。

      ・また「くまモン」、「ふなっしー」とは異なり、いずれの年も全国ベースよりご当地での認知率が高いのが目立ちます。

      ・好感率の推移では、全国ベースで2014年は12%→2023年は15%と大きな変化はみられませんが、ご当地では2014年が18%だったのが、2023年は30%と10ポイント以上も増加しています。

      ・「ひこにゃん」は、「くまモン」や「ふなっしー」とは違って、全国よりもご当地でより人気のあるキャラクターと言えます。

  •  

    3a認知_時系列_ひこにゃん_0202.PNG
    •  
  • 3b好感_時系列_ひこにゃん_0202.PNG

  •  

  •  


  •  
  •  

  •  

  • 「せんとくん」、「ぐんまちゃん」、「メロン熊」、「ふっかちゃん」の認知率の推移については、下記レポートをご覧ください。

  •  

  • 第10回NRC全国キャラクター調査【ご当地キャラクター】Part2.pdf
  •  

     

    調査概要

  •  

    調査方法

     NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)

     調査員による個別訪問留置調査

  •  

  • 調査対象 

     全国の15〜79歳男女個人 1,200人

     ・エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付

  •  

  • 調査期間  

     第10回:2023年11月30日~12月13日

      ・2014年~2019年は10月、2020年は11月、2021年以降は12月に実施

  •  

  • 質問内容

  •  提示したご当地キャラクターのうち、知っているものと好きなもの(複数回答)

      ・キャラクターは名前のみで画像提示はなし

      

     

  •  

  •  

    ----------

  • ※本調査は、NOS(日本リサーチセンターオムニバス調査)を利用しています。

     アンケート登録パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは50年以上にわたって、「調査員を使った訪問留置」、「パネルモニターではない毎回抽出方式」で調査を継続しております。

     日本全国の15~79才男女個人1,200人について、地域・都市規模と性年代を日本の人口構成に合うように回収していますので、全体比率は、地域や年代等の偏りがない結果としてご覧になることができます。 

  •  

  •  

  •  



お問い合わせ窓口

株式会社 日本リサーチセンター
担当:広報室

お問い合わせ