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「YouGov Global Technology Rankings 2021」
~コロナ禍で消費者を支えたブランド グローバル市場vs日本市場~

公表日 2021年05月14日

  •  2019年より、日本リサーチセンター(本社:東京都、代表取締役社長:杉原領治)は、YouGov PLC(本社:英国・ロンドン)が保有する、ブランド・トラッキングのための測定ツール「YouGov BrandIndex」および、消費者セグメンテーションとメディア・プラニングのための分析ツール「YouGov Profiles」の日本事業を担当しています。

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  •  2021年427日(火)英国YouGov社より恒例のテクノロジー・ブランドランキング「YouGov Global Technology Brands 2021」が発表されました。このランキングは、20203月から20212月の1年間の各ブランドの「印象」の平均をスコア化したものです。「印象」の定義は、「良い印象」を持っているブランドとしてあげられた回答率から、「悪い印象」を持っているブランドとしてあげられた回答率の差分を表しています。このスコアを比較することで、各テクノロジー・ブランドが一般の人々からどのように評価されているかを把握することができます。

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  •  グローバル市場のTop25の結果は、上表の通りとなりました。1位は韓国企業の「Samsung」、そして2位が「Google」という結果になりました。リモートでのコミュニケーションが増えた影響か、SNSプラットフォームも存在感を示しており、3位に「WhatsApp」がランクイン。アジアで存在感を発揮している「LINE」は21位に食い込んでいます。

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  •  日本市場のテクノロジー・ブランドランキングTop10がグローバル市場と異なる結果を示しているのは興味深いところです。日本企業では「Panasonic」(日本1位、グローバル12位)、「Sony」(日本2位、グローバル4位)、「Canon」(日本9位、グローバル11位)「LINE」(日本6位、グローバル21位)は日本、グローバルともにランクインしていますが、「Sharp」「Hitachi」「Fujitsu」は日本のみでランクイン、「Nikon」はグローバルで22位でしたが、日本市場ではTop10にはランクインしませんでした。

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  •  テクノロジー・ランキングはグローバル市場ではコミュニケーションサービスの企業が上位にきている一方で、日本市場はハードウエア関連の企業が上位にきていることが分かります。今回のスコアは「印象」がもとになっているため、日本のランキングはTVCMの影響を受けているのではないかと推測されます。


  • 注1:今回、ランキングの集計に用いたYouGov BrandIndexは世界55か国、1100万人の回答者に向けて実施されている調査です。調査は毎日実施されており、日々のブランドのトレンドを把握することができます。今回のランキングは毎日実施されている16項目のブランド調査のうち、「印象」の項目を集計に用いています。


  • 注2:テック企業定義 YouGov BrandIndexでハードウェア企業・ブランド、ソフトウェア企業・ブランド、SNSプラットフォーム企業・ブランドのカテゴリーに分類されている企業のランキングになっており、次のカテゴリーの企業は除外されたランキングになっています。テックランキング除外カテゴリー「フィンテック・支払い」「動画配信・コンテンツ投稿プラットフォーム」「ゲーム機」「アプリ」「白物家電」「Eコマース・通販プラットフォーム」。また、Amazonは小売ランキングでの取り扱いとなるため、今回のテックノロジー・ランキングには含まれておりません。


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