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新型コロナウイルス自主調査:2021年最新のリモートワーク・授業実施率は?
~世界15か国・地域調査~

公表日 2021年06月01日

  •  日本リサーチセンター(本社:東京都、代表取締役社長:杉原 領治)は、英国YouGov社と提携して2020年3~5月に実施した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に関するグローバル自主調査を、日本で2020年12月下旬より再開いたしました。15か国・地域のインターネット調査(18歳以上男女、各国1,000s~2,000sを対象に実施)の結果から、新型コロナウイルスに対する予防策として、「職場や学校に行かず、オンラインでの実施を行っている」行動の実施率は、2020年3~5月から2021年4月上旬まで、各国でどのように変化したかをご紹介いたします。

  • COVID19Tracker在宅率訂正済み.png 日本で「仕事や学校に行かず、オンラインでの実施を行っている」と回答した人の割合は、1回目の緊急事態宣言が発令された2020年3月中旬には9%でしたが、そこから2020年5月までに26%に上昇しました。しかし、2回目の緊急事態宣言発令後の2021年1月には17%、4月前半も17%と、低い水準で横ばいとなっています。近郊地域の台湾(2020年3月23%→2021年4月20%)は日本と同傾向にあり、香港(43%→34%)は、一度59%まで普及したのち現在は3,4割程度と、全体と比較して高い水準を保っています。
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  •  また、欧州・欧米地域は、スペイン(50%→14%)、イタリア(46%→14%)、フランス(38%⇒16%)、イギリス(29%→19%)、ドイツ(22%→16%)、アメリカ(29%→16)と、2020年には総じて高い水準にあったものの、直近ではいずれも15%前後に落ち着いています。一方、スウェーデン(16%→23%)は、2021年以降は安定して2割以上を保っています。
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  •  最も変化が大きかったのはインド(16%→31%)とマレーシア(67%→29%)です。この2か国は2020年の4月には、インド68%、マレーシア69%と非常に高い水準でたが、どちらも徐々に低下し、2021年の4月にはいずれも半分以下に落ち着いています。一方で、2020年4月に5割以上にまで上昇したフィリピン(33%→47%)、タイ(25%→32%)は、その頃よりは減少しているものの、インド、マレーシアに比べ低下率は小さく、現在も3割以上を維持しています。

     このように、一時はリモートによって仕事・学校を実施することが重視されていましたが、現在は新型コロナの感染防止の長期化に伴い、全体的には減少傾向にあります。

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  •  各国の新型コロナウイルス自主調査の詳細については、下記のYouGovの英語ウェブサイトでも、インタラクティブなグラフでご覧いただけます。確認したい地域や国を凡例で選択すると、その地域・国のデータのみグラフ上に表示できます。

  •  https://yougov.co.uk/topics/international/articles-reports/2020/03/17/YouGov-international-COVID-19-tracker

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    お問い合わせ専用メール nrc_yougov@nrc.co.jp

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