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【新型コロナウイルス感染症自主調査】
新型コロナウイルスに対する予防策として、「公共の場ではマスクを着用する」の回答率
~世界14か国を比較~
公表日 2021年12月27日
- 日本リサーチセンター(本社:東京都、代表取締役社長:杉原 領治)は、英国YouGov社と提携して2020年3~5月に実施した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するグローバル自主調査を、日本で2020年12月下旬より再開いたしました。14か国・地域のインターネット調査(18歳以上男女、各国1,000人~2,000人を対象に実施)の結果から、「新型コロナウイルスに対する予防策として、『公共の場ではマスクを着用する』」の回答率は、2020年12月から2021年11~12月まで、各国でどのように変化したかをご紹介いたします。
日本で「公共の場ではマスクを着用する」と回答した人の割合は、2020年12月には89%で、その後の2021年12月も88%と、この1年間85%以上の高い水準で横ばいとなっています。また、台湾(20年12月87%→21年11月85%)、香港(88%→86%)は日本と同傾向にあり、全体と比較して高い水準(期間中79%~90%)を保っています。
他のアジア諸国は、フィリピン(20年12月86%→21年11月76%)では10ポイント低下しやや減少傾向にありますが、マレーシア(88%→87%)、タイ(84%→80%)は、期間中大きな変化はありませんでした。
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欧米では、スペイン(20年12月85%→21年11月83%)、イタリア(83%→80%)は80%を下回る月もありますが、他の国と比較し大きな変化はありませんでした。ドイツ(72%→65%)、イギリス(77%→21年12月69%)はこの1年間減少傾向にありましたが、2021年11~12月には1年前の水準近くに戻りつつあります。
一方で、フランス(20年12月83%→21年11月72%)、アメリカ(79%→60%)は、1年前と比較して10ポイント以上、低下したままです。スウェーデン(15%→19%)は、2020年12月から増加傾向にあり、2021年4月には4割を超えましたが、そこから徐々に低下し、2021年11月には1年前と近い水準まで低下しています。
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このように、コロナ禍の長期化やワクチンの普及に伴い、アジアを中心とした国々では依然としてマスクの着用率は高水準を保っていますが、欧米の一部の国では低下が見られます。
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各国の新型コロナウイルス自主調査の詳細については、下記のYouGovの英語ウェブサイトでも、インタラクティブなグラフでご覧いただけます。確認したい地域や国を凡例で選択すると、その地域・国のデータのみグラフ上に表示できます。
この自主調査データについては、下記までお問合せください。
お問い合わせ専用メール nrc_yougov@nrc.co.jp
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