NRCレポート

第12回 NRC全国キャラクター調査
Part2:企業キャラクター
(2025年7月)

エンターテイメント ナレッジ・レポート

公表日 2025年10月16日

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      日本リサーチセンターは、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行っています。

      また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。

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    • ※GIA(Gallup International Association)

       WIN(Worldwide Independent Network Of Market Research)

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    • 当社自主企画のNRC全国キャラクター調査は2014年から毎年実施している時系列調査です。第12回となる今回は、2025年7月に合計89種のキャラクターを6グループに分けて認知率と好感率を調べました。

      (キャラクターはすべて名前のみで、イラストや写真は提示しておりません)

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    • <本調査の特長>

      ・日本全国15~79才と幅広い年代層を対象にしたキャラクター調査

      ・webパネルでなく、一般生活者からサンプリングした訪問留置調査

      ・2014年から開始して2025年は12回目となる時系列調査

      日本人のキャラクター浸透度を把握するデータとしてご活用いただければ幸いです。

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    • <2025年:全体

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    • グループ2では、以下の企業キャラクター14種を提示して、この中で知っているもの、好きなものをそれぞれ回答してもらいました。  

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    • 認知率

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      • ・15~79才全体では、「ペコちゃん、ポコちゃん」89%が最も高いですが、「キユーピー」87%、「カーネル・サンダース」86%、「ドナルド・マクドナルド」85%、「カールおじさん」81%も、8割台と高い認知率です。 

         

        ・次いで、「キョロちゃん」「つば九郎」「Qoo クー」「チキンラーメンひよこちゃん」「たべっ子どうぶつ」が69~76%、「ジャビット」「ドアラ」が53%、52%と、これらが5割以上でした。 

         

        ・今回提示したキャラクター群は、食品やお菓子、ファストフード店、プロ野球のマスコットでしたので、ふだんの生活で目にする機会が多いためか、認知率が全般的に高くなっているようです。

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    • 好感率

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    • ・次に好感率の15~79才全体結果です。 

       

      ・この14キャラクター内では「ペコちゃん、ポコちゃん」が22%でトップで、これ以外に2割を超えるものはありませんでした。

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    • ・1割台では、「キユーピー」「キョロちゃん」「つば九郎」が15~18%、「カールおじさん」「キウイブラザーズ」「たべっ子どうぶつ」「Qoo クー」「チキンラーメンひよこちゃん」が11~14%と続きます。 

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      • 認知率と好感率

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        • ・以下は、14種の企業キャラクターについて認知率と好感率を並べたものです。 

           

          ・この中では「ペコちゃん、ポコちゃん」が認知率、好感率ともにトップでした。

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          • ・「カーネル・サンダース」と「ドナルド・マクドナルド」は、認知率は8割後半と非常に高いですが、好感率は1割未満と低めです。 

             

            ・プロ野球マスコットについてみると、「ジャビット」と「ドアラ」は認知率は5割強、好感率は1割未満でしたが、「つば九郎」は認知率が74%、好感率が15%と高いのが注目されます。

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      • <2025年:属性別


        • 認知率 

           

          ・認知率について年代別と男女別の違いをみてみました。  

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        • ・年代別では、30代40代で認知率の高いキャラクターが多いです。
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        • ・キャラクターごとにみると、「Qoo クー」と「たべっ子どうぶつ」は40代以下で、「キョロちゃん」「チキンラーメンひよこちゃん」「キウイブラザーズ」「アジパンダ」は20代~40代で、全体より10ポイント以上も高くなっています。 

           

          ・プロ野球のマスコットでは、「つば九郎」と「ドアラ」は30代40代で高いですが、「ジャビット」は40代50代で最も高くなっています。 

           

          ・男女別にみると、プロ野球マスコット以外のキャラクターでは、女性の認知率が男性を上回っています。特に「キョロちゃん」「Qoo クー」「チキンラーメンひよこちゃん」「たべっ子どうぶつ」「キウイブラザーズ」「アジパンダ」で男女差が大きいです。 

         

       

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          • 好感率 

             

            ・年代別でみると、「ペコちゃん、ポコちゃん」は50代以上で好感率が高く、特に60代は35%と最も高くなっています。 

             

            ・「キユーピー」も60代以上で高くなり、2割を超えています。 

             

            ・同様に「つば九郎」「キウイブラザーズ」は30代、「カールおじさん」は50代、「Qoo クー」は15~19才で、それぞれ好感率が2割以上です。 

             

            ・「カーネル・サンダース」の好感率は70代で最も高いのに対し、「ドナルド・マクドナルド」は15~19才で最も高く、同じファストフードのマスコットでも違いがみられました。 

             

            ・男女別でみると、「ペコちゃん、ポコちゃん」「キユーピー」「キウイブラザーズ」「たべっ子どうぶつ」は男女差が大きく、女性の好感率が高いのが目立ちます。 

             

             

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          • <時系列比較

             

          • 認知率 

         

        ・次に、過去調査と比較して認知率の変化をみていきましょう。  

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          • ・「ペコちゃん、ポコちゃん」は、2014年は86%→2025年は89%と、この10年超の間も高い水準を維持しています。 

           

          ・「カーネル・サンダース」と「ドナルド・マクドナルド」はどちらも2019年から認知率がアップしました。 

           

          ・プロ野球マスコットでは、「ジャビット」は2020年からの変化はあまりなかったですが、「つば九郎」は15ポイントも増加しています。 

           

          ・「Qoo クー」は2016年から、「キウイブラザーズ」は2021年からそれぞれ5ポイント増でした。

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                  • 好感率 

                   

                  ・続いて好感率の時系列変化です。 

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                  ・それぞれ比較する過去調査年が異なるものの、2025年には「ペコちゃん、ポコちゃん」「つば九郎」「カーネル・サンダース」「ドナルド・マクドナルド」は、認知率だけでなく好感率も増加しています。 

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                      調査概要

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                    •  NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)  

                    •  調査員による個別訪問留置調査 

                    • 調査対象
                    •  全国の15〜79歳男女個人 1,200人  
                    •  ・エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付
                    • 調査期間
                    •  第12回:2025年7月13日~26日
                    •  ・2014年~2019年は10月、2020年は11月、2021年~2023年は12月、2024年以降は7月に実施
                    • 質問内容
                    •  提示したキャラクターのうち、知っているものと好きなもの(複数回答)  
                    •  ・キャラクターは名前のみで画像提示はなし
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                    • ※本調査は、NOS(日本リサーチセンターオムニバス調査)を利用しています。

                       アンケート登録パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは50年以上にわたって「調査員を使った訪問留置」「パネルモニターではない毎回抽出方式」で調査を継続しております。

                       日本全国の15~79才男女個人1,200人について、地域・都市規模と性年代を日本の人口構成に合うように回収していますので、全体比率は地域や年代等の偏りがない結果としてご覧になることができます。

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                      • 《引⽤・転載時のお願い》

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