NRCレポート

第12回 NRC全国キャラクター調査
Part3:ゲームキャラクター
(2025年7月)

エンターテイメント ナレッジ・レポート

公表日 2025年10月23日

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      日本リサーチセンターは、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行っています。

      また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。

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    • ※GIA(Gallup International Association)

       WIN(Worldwide Independent Network of Market Research)

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    • 当社自主企画のNRC全国キャラクター調査は2014年から毎年実施している時系列調査です。第12回となる今回は、2025年7月に合計89種のキャラクターを6グループに分けて認知率と好感率を調べました。

      (キャラクターはすべて名前のみで、イラストや写真は提示しておりません)

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    • <本調査の特長>

      ・日本全国15~79才と幅広い年代層を対象にしたキャラクター調査

      ・webパネルでなく、一般生活者からサンプリングした訪問留置調査

      ・2014年から開始して2025年は12回目となる時系列調査

      日本人のキャラクター浸透度を把握するデータとしてご活用いただければ幸いです。

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    • <2025年:全体

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    • グループ3ではゲーム等のキャラクター14種を提示し、この中で知っているもの、好きなものをすべて選択してもらいました。  

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    • 認知率

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      • ・15~79才全体でみると、「ポケモン」と「スーパーマリオ」の認知率が8割を超えて最も高いです。 

         

        ・次に「たまごっち」が7割台、「星のカービィ」が6割台、「初音ミク」「どうぶつの森」「ドラゴンクエスト」が5割台と続きます。 

         

        ・「ゼルダの伝説」「ストリートファイター」は4割台、「ファイナルファンタジー」「ソニック」「スプラトゥーン」「モンスターハンター」「マインクラフト」は3割台の認知率でした。

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    • 好感率

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    • ・好感率は「スーパーマリオ」と「ポケモン」が2割台で、この14種内では最も高いです。

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    • ・次いで「どうぶつの森」が13%、「ドラゴンクエスト」「たまごっち」「星のカービィ」が11%でした。 

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      • 認知率と好感率

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        • ・以下は認知率と好感率を並べたものです。 

           

          ・「ポケモン」と「スーパーマリオ」は、認知率と好感率がともに14種内で1位または2位と高いです。

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          • ・「どうぶつの森」は、認知率(56%)が6番目の高さですが、好感率(13%)は3位と上位でした。
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      • <2025年:属性別


        • 認知率 

           

          ・年代別と男女別の違いをみてみました。  

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        • 年代別では、いずれのキャラクターも40代以下で認知率が高く、高齢層で低い傾向ですが、「ポケモン」は70代でも7割弱、「スーパーマリオ」「たまごっち」は5割以上の認知があります。
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        • ・「スーパーマリオ」「どうぶつの森」「ゼルダの伝説」「スプラトゥーン」「マインクラフト」は、若年層ほど認知率が高く、15~19才で最も高くなっています。 

           

          ・また、「ソニック」は30代以下、「ポケモン」「たまごっち」「星のカービィ」「初音ミク」「モンスターハンター」は20代30代、「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」は20代~40代、「ストリートファイター」は30代40代でそれぞれ認知率が特に高いです。 

           

          男女別では、「たまごっち」「星のカービィ」「どうぶつの森」は女性の方が高いのに対し、「ドラゴンクエスト」「ストリートファイター」「ファイナルファンタジー」「モンスターハンター」は男性の方が認知率が高くなっており、男女差が大きいです。 

         

       

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          • 好感率 

             

            年代別でみると、「スーパーマリオ」は15~19才と40代で好感率が37%、31%と3割を超えています。 

             

            ・同様に「ポケモン」は20代30代で、「どうぶつの森」は20代で3割台と高いです。 

             

            ・3割には届きませんが、「たまごっち」「マインクラフト」「スプラトゥーン」は15~19才で21%から23%と高くなっています。 

             

            男女別の違いでは、「どうぶつの森」「たまごっち」は女性で、「ドラゴンクエスト」は男性で高く、好感率の差が大きいのが目立ちます。 

             

             

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          • <時系列比較

             

          • 認知率 

         

        ・過去調査データがある13キャラクターについては、時系列の動きもみてみましょう。

        (「マインクラフト」は今回が初調査です)  

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          • ・2014年ですでに7割以上の認知率があった「ポケモン」「スーパーマリオ」「たまごっち」は、2014年→2025年で大きな動きはありませんでした。 

           

          ・「星のカービィ」「初音ミク」「ゼルダの伝説」「ストリートファイター」「ソニック」は、2014年→2025年で認知率が5~14ポイント上昇しました。 

           

          ・「どうぶつの森」は、2017年からみて14ポイント増加しています。 

           

          ・一方、「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」は2014年→2025年で5~6ポイント減少し、「スプラトゥーン」は2024年から8ポイントの減少でした。

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                  • 好感率 

                   

                  ・次は、好感率の過去比較です。 

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                  ・「スーパーマリオ」「ポケモン」は2014年からみて10ポイント以上増加して、2025年は25%、23%となっています。 

                     

                    ・「どうぶつの森」は2017年は5%だったのが、2025年では13%まで上がりました。 

                       

                      ・「たまごっち」「星のカービィ」は2014年→2025年で7ポイントの増加、「ドラゴンクエスト」「ゼルダの伝説」は3~4ポイントの増加でした。

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                        調査概要

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                        調査方法

                      •  NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)  

                      •  調査員による個別訪問留置調査 

                      • 調査対象
                      •  全国の15〜79歳男女個人 1,200人  
                      •  ・エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付
                      • 調査期間
                      •  第12回:2025年7月13日~26日
                      •  ・2014年~2019年は10月、2020年は11月、2021年~2023年は12月、2024年以降は7月に実施
                      • 質問内容
                      •  提示したキャラクターのうち、知っているものと好きなもの(複数回答)  
                      •  ・キャラクターは名前のみで画像提示はなし
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                      • ※本調査は、NOS(日本リサーチセンターオムニバス調査)を利用しています。

                         アンケート登録パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは50年以上にわたって「調査員を使った訪問留置」「パネルモニターではない毎回抽出方式」で調査を継続しております。

                         日本全国の15~79才男女個人1,200人について、地域・都市規模と性年代を日本の人口構成に合うように回収していますので、全体比率は地域や年代等の偏りがない結果としてご覧になることができます。

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                        • 《引⽤・転載時のお願い》

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