NRCレポート

第12回 NRC全国キャラクター調査
Part6:海外のキャラクター
(2025年7月)

エンターテイメント ナレッジ・レポート

公表日 2025年11月05日

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      日本リサーチセンターは、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行っています。

      また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。

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    • ※GIA(Gallup International Association)

       WIN(Worldwide Independent Network of Market Research)

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    • 当社自主企画のNRC全国キャラクター調査は2014年から毎年実施している時系列調査です。第12回となる今回は、2025年7月に合計89種のキャラクターを6グループに分けて認知率と好感率を調べました。

      (キャラクターはすべて名前のみで、イラストや写真は提示しておりません)

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    • <本調査の特長>

      ・日本全国15~79才と幅広い年代層を対象にしたキャラクター調査

      ・webパネルでなく、一般生活者からサンプリングした訪問留置調査

      ・2014年から開始して2025年は12回目となる時系列調査

      日本人のキャラクター浸透度を把握するデータとしてご活用いただければ幸いです。

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    • <2025年:全体

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    • グループ6では、海外のキャラクター17種を提示し、この中で知っているもの、好きなものをすべて選択してもらいました。  

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    • 認知率

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      • ・15~79才全体でみると、「くまのプーさん」「ムーミン」「トムとジェリー」「アナと雪の女王」が87~89%と高い認知率です。 

         

        ・次に「きかんしゃトーマスとなかまたち」「SNOOPY」が82%、「ミッキー&フレンズ」「ミッフィー」「ディズニープリンセス」「ミニオン」が7割台、「セサミストリート」「ピーターラビット」「STAR WARS」が7割弱、「ひつじのショーン」が6割弱と続きます。 

         

        ・今回新規で調査した「エスターバニー」は9%と低かったですが、それ以外の昔からあるキャラクターでは認知率が高いようです。

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    • 好感率

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    • ・好感率では「トムとジェリー」「ムーミン」「SNOOPY」「くまのプーさん」が2割以上でした。 

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      • 認知率と好感率

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        • ・以下は17種の認知率と好感率を並べたものです。 

           

          ・認知率が上位の「くまのプーさん」「ムーミン」「トムとジェリー」は、好感率も2割以上と高くなっています。 

           

          ・「きかんしゃトーマスとなかまたち」は認知率が8割を超えていますが、好感率は8%とやや低めです

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    • <2025年:属性別


      • 認知率 

         

        ・年代別と男女別の違いをみてみました。  

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      • 年代別では、「アナと雪の女王」「きかんしゃトーマスとなかまたち」「ミッキー&フレンズ」「ミッフィー」「ディズニープリンセス」「ミニオン」「ひつじのショーン」「ダッフィー&フレンズ」など、40代以下で認知率の高いキャラクターが多いです。
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      • ・「ムーミン」は全年代層で82~93%と高く、若い人から高齢層まで幅広い年代でよく知られています。

         

        ・「エスターバニー」の認知は全体では9%と低かったですが、15~19才は21%と2割を超えています。

         

        男女別でみると、「STAR WARS」は男性の方が高いですが、それ以外のキャラクターは女性の方が認知率が高くなっています。

       

     

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        • 好感率 

           

          年代別でみると、「トムとジェリー」は15~19才と20代で好感率が3割を超えています。 

           

          ・「ひつじのショーン」「ダッフィー&フレンズ」も20代以下の若年層で高いです。

           

          ・「ミニオン」は15~19才と40代、「SNOOPY」「ミッフィー」は50代、「ムーミン」「くまのプーさん」は70代で最も人気が高くなっています。

           

          男女別の違いでは、女性の好感率が男性を上回っているものが多いですが、特に「SNOOPY」「ミッフィー」では男女差が20ポイント以上もありました。

           

           

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        • <時系列比較

           

        • 認知率 

       

      ・過去調査データがある14キャラクターについては、時系列の動きもみてみましょう。

       (「ディズニープリンセス」「ピングー」「エスターバニー」は今回が初めてのため、過去データはありません) 

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        • ・「トムとジェリー」「アナと雪の女王」「セサミストリート」は2014年から2025年で認知率が4~6ポイント増加しました。 

         

         ・「SNOOPY」と「ひつじのショーン」も、名前の表記を変更した影響もあると思われますが、2014年から認知率が大きく増加しております。(注) 

         

        • ・「ミニオン」は、2017年→2025年で10ポイントの増加です。

           

          ・一方、「ミッキー&フレンズ」と「ダッフィー&フレンズ」は、2014年→2025年で6ポイント、7ポイント減少しています。 

         

        (注)「SNOOPY」は、2025年は「SNOOPY スヌーピー:ピーナッツ」と表記しましたが、2014年は「ピーナッツ(スヌーピー、ウッドストックなど)」でした。 

         「ひつじのショーン」は、2014年は「ウォレスとグルミット(ひつじのショーンなど)」でした。

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                • 好感率 

                 

                ・次は、好感率の過去比較です。 

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                ・「トムとジェリー」「ムーミン」「SNOOPY」「ミッフィー」「ひつじのショーン」は、2014年から2025年で好感率が3~10ポイント増加しました。 

                   

                  ・一方、「くまのプーさん」「ミッキー&フレンズ」は2014年と比べて、「ミニオン」は2017年と比べて減少しています。

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                    調査概要

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                    調査方法

                  •  NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)  

                  •  調査員による個別訪問留置調査 

                  • 調査対象
                  •  全国の15〜79歳男女個人 1,200人  
                  •  ・エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付
                  • 調査期間
                  •  第12回:2025年7月13日~26日
                  •  ・2014年~2019年は10月、2020年は11月、2021年~2023年は12月、2024年以降は7月に実施
                  • 質問内容
                  •  提示したキャラクターのうち、知っているものと好きなもの(複数回答)  
                  •  ・キャラクターは名前のみで画像提示はなし
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                  • ※本調査は、NOS(日本リサーチセンターオムニバス調査)を利用しています。

                     アンケート登録パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは50年以上にわたって「調査員を使った訪問留置」「パネルモニターではない毎回抽出方式」で調査を継続しております。

                     日本全国の15~79才男女個人1,200人について、地域・都市規模と性年代を日本の人口構成に合うように回収していますので、全体比率は地域や年代等の偏りがない結果としてご覧になることができます。

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