NRCレポート

第12回 NRC全国キャラクター調査(2025年7月)
Part7-2:時系列変化

エンターテイメント ナレッジ・レポート

公表日 2025年11月14日

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      日本リサーチセンターは、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行っています。

      また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。

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    • ※GIA(Gallup International Association)

       WIN(Worldwide Independent Network of Market Research)

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    • 当社自主企画のNRC全国キャラクター調査は2014年から毎年実施している時系列調査です。第12回となる今回は、2025年7月に合計89種のキャラクターを6グループに分けて認知率と好感率を調べました。

      (キャラクターはすべて名前のみで、イラストや写真は提示しておりません)

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    • <本調査の特長>

      ・日本全国15~79才と幅広い年代層を対象にしたキャラクター調査

      ・webパネルでなく、一般生活者からサンプリングした訪問留置調査

      ・2014年から開始して2025年は12回目となる時系列調査

      日本人のキャラクター浸透度を把握するデータとしてご活用いただければ幸いです。

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    • <好感率の推移

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    • ・今回は、2014年→2025年の12年間で好感率に変化のあったキャラクターに注目して、1年ごとの動きをみてみました。 

       

      ※2021年から2023年は調査非実施のキャラクターが多いため、この3年間はデータなしとしてグラフを非表示にしています。

      ※2014~2020、2024、2025年の9回分の調査データがあるものについて紹介します。  

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    • ・「スーパーマリオ」は、2014年14%→2025年25%と、この12年間では11ポイントの増加です。

    • ・1年ごとの動きをみると、2015年に2割近くまで一時上昇したものの、2016年から2020年は1割前後に戻っていました。しかし、2024年に大きく上昇して、2025年現在は2割半ばとなっています。

       

       

      ・「ポケモン」は、2014年13%→2024年23%と10ポイントの増加です。

      ・2024年には28%とこの間で最大値となりましたが、2025年は23%に下がっています。 

       

      ・「ドラゴンクエスト」は、2014年8%→2025年11%で3ポイントの増加。

      ・1年ごとの動きもさほど大きくはなく、2015年と2024年が12%と最大値でした。

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    • ・「となりのトトロ」は2014年29%→2025年34%で、この12年間では5ポイントの増加でした。

      ・2015年から3割を超えるようになり、以降はずっと3割台で推移して人気は安定しています。 

       

      ・「名探偵コナン」は、2014年16%→2025年23%と7ポイントの増加。

      ・2018年までは1割台でしたが、2019年に2割に達し、それ以降は2割を超えています。 

       

      ・「クレヨンしんちゃん」は、2014年11%→2025年16%と5ポイントの増加。

      ・1割台の年が多いですが、2024年は20%まで上がりました。 

       

      ・「ゲゲゲの鬼太郎」は、2014年9%→2025年12%と3ポイントの増加。

      ・2015年以降は1割台で安定しており、大きな変化はないようです。

       

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      • ・「ムーミン」は、2014年18%→2025年23%と、この12年間では5ポイントの増加です。

        ・2014年は18%でしたが、2015年からはずっと2割台で推移しています。 

         

        ・「ペコちゃん、ポコちゃん」は、2014年12%→2025年22%で10ポイントの増加。

        ・年によって多少の増減がありますが、10年超の長期でみれば増加トレンドのようです。 

         

        ・「ミッフィー」は、2014年11%→2025年14%で3ポイントの増加。

        ・2018年以降は14%~16%であまり変化がありません。 

         

        ・「すみっコぐらし」は、2014年2%→2025年13%と11ポイントの増加。

        ・2012年に登場した比較的新しいキャラクターで、2014年当時は好感率がまだ低かったようですが、2020年に1割に達して、2025年は13%まで上がってきています。

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    • ・「トムとジェリー」は、2014年16%→2025年26%と、この12年間では10ポイントの増加です。

      ・2015年に2割台に上がって、2025年は26%となっています。 

       

      ・「SNOOPY」は、2014年13%→2025年21%で8ポイントの増加です。

      ・2017年までは1割台でしたが、2018年以降は2割台に上昇しています。(スヌーピーとピーナッツの表記順を変えた影響があるかもしれません) 

       

      (注)「スヌーピー」と「ピーナッツ」の両方を表記しておりましたが、2018年以降は「スヌーピー」を前に出し、2017年以前は「ピーナッツ」を前に出していた点が違っています。 

       

      ・「くまのプーさん」は、2014年25%→2025年20%で5ポイントの減少でした。

      ・2015年から2020年までは2割後半で推移していましたが、2025年は20%にダウンしています。 

       

      ・「ミッキー&フレンズ」も、2014年29%→2025年16%と13ポイントの減少です。

      ・2020年までは3割前後の推移でしたが、2025年は16%まで低下しました。

    • ・2014年から2020年では、「ミッキー&フレンズ」が「トムとジェリー」「SNOPPY」「くまのプーさん」より好感率が高かったのですが、2025年は下回っています。
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    調査概要

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    調査方法

  •  NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)  

  •  調査員による個別訪問留置調査 

  • 調査対象
  •  全国の15〜79歳男女個人 1,200人  
  •  ・エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付
  • 調査期間
  •  第12回:2025年7月13日~26日
  •  ・2014年~2019年は10月、2020年は11月、2021年~2023年は12月、2024年以降は7月に実施
  • 質問内容
  •  提示したキャラクターのうち、知っているものと好きなもの(複数回答)  
  •  ・キャラクターは名前のみで画像提示はなし
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  • ※本調査は、NOS(日本リサーチセンターオムニバス調査)を利用しています。

     アンケート登録パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは50年以上にわたって「調査員を使った訪問留置」「パネルモニターではない毎回抽出方式」で調査を継続しております。

     日本全国の15~79才男女個人1,200人について、地域・都市規模と性年代を日本の人口構成に合うように回収していますので、全体比率は地域や年代等の偏りがない結果としてご覧になることができます。

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