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モバイル端末による決済サービスのキャンペーン効果について
~主要3社の状況(PayPay、LINE pay、楽天ペイ)~

公表日 2020年07月14日

  •  2019年より、日本リサーチセンター(本社:東京都、代表取締役社長:鈴木稲博)は、英国YouGov社と提携し、企業ブランド・商品ブランドのシンジケートサービスBrandIndexの日本事業を担当しています。BrandIndexは、消費者のブランド評価の調査を365日デイリーで実施し、ブランドのプレゼンスやヘルスについて継続的・長期的なモニタリングを可能にするソリューションツールです。

  •  BrandIndexのデータより、マーケットトレンド情報をお届けします。今回は、モバイル端末による決済サービスを行っている主要3社(PayPay、LINE pay、楽天ペイ)のキャンペーン効果についてご紹介いたします。ぜひ最後までお読みください。
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  •  新型コロナウィルスの感染拡大により、昨今レジでの支払い時における金銭授受による接触を避けることを目的とした、キャッシュレス決済が注目されています。政府もこのキャッシュレス決済を推進するため、利用者に最大5%のポイント還元を期間限定(2019年10月1日~2020年6月30日)で行いました。各企業とも様々なキャンペーンを実施し、自社キャッシュレス決済の一層の利用促進による顧客の囲い込み戦略を実施しています。

  •  その中でも今回は、モバイル決済業者に着目し、各種キャンペーンの効果が見込み顧客にどの程度リーチしているのかを主要3社について見ていきます。

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  •  グラフでは、4月以降の3社の購入検討(=利用検討)の数字を追っています。直近の6月に行われたキャンペーンに注目すると、PayPayが6月1日からスタートした「PayPayジャンボと最大ポイント10%還元」により見込み顧客が1か月間で大きく上昇し、楽天ペイも6月15日から開始した「100万円ポイント山分けキャンペーン」により2週間で上昇傾向が見られ、LINE Payは6月23日から開始の「決済金額から最大20%をポイント還元」により、1週間で1ポイント近く上昇してきていることがわかります。このことより、モバイル決済における各種ポイント還元キャンペーンが効果的に見込み顧客にリーチしていることがわかります。

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  • PayPayの購入検討(=利用検討)*1:9.2%(6月1日)から12.7%(6月30日)に上昇(3.5ポイントアップ)

  • 楽天ペイの購入検討(=利用検討):8.4%(6月15日)から8.7%(6月30日)に上昇(0.3ポイントアップ)

  • LINE Payの購入検討(=利用検討):5.2%(6月23日)から6.1%(6月30日)に上昇(0.9ポイントアップ)

  • (*1:次回利用する際に購入検討するブランドとして回答された割合) 

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