NRCレポート

　日本リサーチセンター（本社：東京都墨田区、代表取締役社長：鈴木稲博）は、1960年に設立された民間の調査研究機関であり、民間企業および官公庁、大学をはじめとする学術機関などの依頼を受け、各種の調査研究を行なっています。
　また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査にも豊富な経験を有しています。

　このたび、当社の自主企画として「第7回NRC全国キャラクター調査」を実施しました。
　日本では、マンガやアニメなどに登場するキャラクター人気が高く、キャラクターを商品化したビジネスも盛況ですが、キャラクター市場の実態として、どのようなキャラクターが認知され、好感を持たれているでしょうか。今回は、全84キャラクターの認知度と好感度を調査しました。

　まずは「Part1：全キャラクター好感度ランキング編」を発表します。Part2以降のレポートは、弊社HPで順次公開してまいりますので、ご高覧いただけますと幸いです。

　※GIA（Gallup International Association）
　　WIN（Worldwide Independent Network Of Market Research）

---

2020年 好感度トップ20

日本全国15-79才男女全体（1200人）の結果では、2020年に提示した全84キャラクターの好感度上位20位は以下の通りでした。

▼1位は、熊本県のご当地キャラ「くまモン」で、好感度は4割に達しています。

▼2位はジブリの「となりのトトロ」が34%、3位はディズニーの「ミッキー＆フレンズ」が32%で、上位3キャラクターの好感度は3割を超えていました。

▼4位から9位は、マンガ・アニメの「ドラえもん」、ご当地キャラの「ふなっしー」、ディズニーの「くまのプーさん」、ジブリの「魔女の宅急便」、海外の「SNOOPY」、NHKの「チコちゃん」が、25~30%で続きます。

▼マンガ、アニメ、映画の大ヒッﾄで話題となっている「鬼滅の刃」は、24%で10位に入りました。

男性・年代別 好感度トップ10

▼各年代層の好感度1位は、15-29才が「鬼滅の刃」38%、30代がドラゴンボール」36%、40代が「くまモン」39%、50代が「くまモン」と「ルパン三世」42%、60代が「鉄腕アトム」41%、70代が「くまモン」48%でした。

▼「くまモン」と「ドラえもん」は、男性の全年代層で上位10位内です。特に、ご当地キャラの「くまモン」は、1位または2位と人気が高く、男性の幅広い年代層で好感が持たれています。

▼「鬼滅の刃」は、50代以下の男性で上位10位に入っています。

女性・年代別 好感度トップ10

▼各年代層の1位をみると、15~29才と30代は「ミッキー&フレンズ」43%、58%、40代～60代は「となりのトトロ」48~50%、70代は「サザエさん」45%でした。

▼「となりのトトロ」と「くまモン」は、女性の全年代層で上位10位内です。

▼「鬼滅の刃」は、40代以下の女性で上位10位に入っています。

調査概要