NRCレポート

「エンド・オブ・イヤーサーベイ 2020:
民意統治、選挙の自由・公平性 」
~44か国・地域グローバル調査~

GIA国際世論調査
WIN/GIA グローバル

公表日 2021年06月09日

株式会社日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長 杉原領治)が加盟している ギャラップ・インターナショナル・アソシエーション(GIA)では、2020年10月から12月にかけて世界47カ国と地域の人々を対象に国際世論調査「エンド・オブ・イヤー サーベイ」を実施しました。
 この度、本調査の中から、44の国と地域を対象とした民意統治・選挙の自由・公平性についての調査結果その調査結果がリリースされましたので、日本の属性別調査結果を加えて、日本版レポートを発表いたします。ご高覧いただければ幸いです。

主な調査項目

  • 1.自国は民意で統治されている?
  • 2.自国の選挙は自由で公正?

調査結果の要約

  • 1.自国は民意で統治されている?

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  • ●自国は民意で統治されていると思う人は、『そう思う』人の割合は、44カ国平均で46%、日本では39%。
  •  44カ国平均も日本も 『そう思う』の割合と『そう思わない』の割合の差は小さく、意見が分かれる。
  • ●『そう思う』と『そう思わない』と答えた割合の差の大きい順に並べてみると、日本は44カ国中17位で、
  •  ドイツ(16位)、セルビア(18位)、アメリカ合衆国(19位)などと近い。上位3カ国はガーナ、
  •  アゼルバイジャン、インドの順。一方、下位4カ国は、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ケニア、コロンビア、
  •  ブルガリア。
  • ●日本の結果を性別にみると、女性は男性と比べて「わからない」が12ポイント多い。
  •  年代別にみると、65-79才で『そう思う』が40%以上で他の年代と比べて多い。
  •  性年代別では、男性65-79才で『そう思う』が50%を超え、他の性年代よりも同意する割合が多い。
  •  一方、男性35-44才では『そう思わない』が5割を超え、他の性年代と比較して同意する割合が少ない。
  •  
  • 2.自国の選挙は自由で公正?

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  • ●自国の選挙は自由で公正と思う人は、44カ国平均も日本も5割前後。
  • ●『そう思う』と『そう思わない』と答えた割合の差の大きい順に並べてみると、日本は44カ国中20位で、
  •  アルゼンチン(18位)、トルコ(18位)、カザフスタン(21位)などと近い。2020年大統領選挙が
  •  実施されたアメリカ合衆国は15位。上位3カ国はフィンランド、ガーナ、オーストリアの順。一方、
  •  下位3カ国は、ボスニア・ヘルツェゴビナ、イラク、ナイジェリア。
  • ●日本の結果を性別にみると、男性で『そう思う』と答えた割合が5割と、女性と比べて多い。年代別にみると、
  •  35才以上で年代が上がるにつれて『そう思う』の割合が多くなり、65-79才では『そう思う』の割合が6割弱で、
  •  他の年代と比べて多い。性年代別にみると、男性65-79才で『そう思う』と答えた割合が62%と、他の性年代と
  •  比べて多い。一方、男性35-44才と女性45-54才では、『そう思わない』の割合が『そう思う』の割合を上回る。
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調査概要

調査方法
 面接調査、電話調査、WEB調査
調査対象
 世界44カ国・地域
有効回収数
 41,999人(サンプル)
調査期間
 2020年10月~12月

詳細は、下記PDFファイルをご参照ください。
2020年EOY日本版レポート_Q6(民意統治、選挙の自由・公平性)_0609.pdf

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