NRCレポート
【2025年メディアの信頼性自主調査】 メディアイメージ調査
公表日 2026年02月09日
日本リサーチセンター(本社:東京都中央区、代表取締役社長:杉原領治)は、1960年に設立されたマーケティングリサーチの会社で、民間企業や官公庁、大学等からの依頼を受け、各種の調査研究を行っています。
また、世界各国に調査拠点を置く「GIA」と「WIN」※の日本で唯一のメンバーとしてグローバルネットワークに参加し、海外調査も数多く実施しております。
25年4月に弊社で行った調査「ーフェイクニュースの見抜き方ー人々は情報が正しいかどうかをどう確かめているのか?」では、「発信元確認」と「複数情報源での確認」によって、人々は、フェイクかどうかを確かめていることがわかりました。
つまり、人々は、情報発信者に対して一定の評価を持っており、それに照らして、自身が見聞きした情報をどう受け入れるのかを仕分けているということになります。
NRCレポート 「ーフェイクニュースの見抜き方ー人々は情報が正しいかどうかをどう確かめているのか?」
今回は、人々のメディア(ジャンル)や、メディアブランド(媒体各社)に対するイメージ評価の調査結果をご紹介します。
1. メディア利用頻度
まずそれぞれのメディアがどのような頻度で利用されているかを確認したところ、利用率はメディアによって開きが見られ、デイリーでの接触者(「ほぼ毎日」)が多いメディアとしては、「テレビ」(71.0%)のほか、「SNS」(61.8%)、「インターネットニュースサイト/ニュースアプリ」(52.6%)、「動画共有サービス」(50.9%)と、インターネットメディアが5~6割で続いています。
これに対して、「新聞(紙)」(30.8%)は約3割、「ラジオ」(10.6%)は約1割となっています。
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デイリー利用率を年代別に見ると、年代によって利用メディアは大きく異なっており、「SNS」や「動画共有サービス」は若年層で高く、「新聞(紙)」や「テレビ」は高年層ほど高くなっています。
その中で、「インターネットニュースサイト/ニュースアプリ」のデイリー利用は、中年層(40代)を頂点とした山形となっています。
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2. 生活者全体から見たイメージ
2-1.メディアイメージ(全体ベース)
"信憑・信頼性の新聞(紙)、影響力のテレビ、情報の早さはインターネットニュースサイトで高い"
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最初に、日頃利用していない人も含めた、生活者全体の各メディアに対するイメージの状況を、回答者全体の結果から見ていきます。
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イメージの強さ(イメージ総量)
各メディアに対するイメージを複数回答で尋ねたところ、「信頼できる」から「自分の思考・姿勢に合う」の9つのイメージに対する回答率の総和(イメージ総量)は、テレビ(170.9%)が最も高く、次いで新聞(紙)(144.7%)、さらにインターネットメディア3媒体が107~123%で続いています。一方、新聞(オンライン・デジタル版)、ラジオ、雑誌は総量は80%に満たず、メディア間で開きが見られます。
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各メディアイメージの特徴
9つのイメージ項目を「信憑・信頼性」、「影響力」、「親近性」の3つに分けて見ていきます。
信憑・信頼性イメージ:
「信頼できる」、「中立である」、「情報の事実確認がされている」、「メディアとしての実績がある」、「情報の内容が詳しい」イメージは、新聞(紙)が8メディア中最も高くなっています。中でも「信頼できる」は、新聞(紙)(30.8%)で3割を超えるイメージとなっています。
インターネット3メディア(SNS、動画共有サービス、インターネットニュースサイト/ニュースアプリ)は総じて信憑・信頼性イメージが低く、いずれのイメージ項目も1~6%にとどまっています。
影響力イメージ:
「影響力がある」は、テレビが45.6%で、8メディア中最も高い評価となっています。
インターネット3メディアは、テレビに次いで影響力イメージが高く、30~35%です。
親近性イメージ:
「普段利用している」は、テレビ、動画共有サービス、SNSは34~37%でほぼ同じくらいの高さです。
「情報をいち早く知ることができる」は、インターネットニュースサイト/ニュースアプリが38.7%で8メディア中最も高く、2割台で続くSNS(27.7%)、テレビ(25.8%)を10ポイント以上引き離しています。
「自分の思考・姿勢に合う」は、動画共有サービスが8.0%で8メディア中最も高いものの、その比率は低くメディア間の差異は小さいです。
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2-2. メディアブランドイメージ(全体ベース)
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続いて、生活者全体の各メディアブランドに対するイメージの状況を、メディアジャンルごとに見ていきます。
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テレビ局
6局の中で、信憑・信頼性の各イメージ項目、影響力、「情報をいち早く知ることができる」、「自分の思考・姿勢に合う」はいずれもNHKが最上位となっています。特に「信頼できる」、「中立である」は他局を10ポイント以上引き離しています。
「普段利用している」は、日本テレビを筆頭に、TBSテレビ、テレビ朝日、フジテレビ、NHKが28~33%で僅差で並んでいます。同様に、「影響力がある」もテレビ東京を除く5局はいずれも26~30%でほぼ同じくらいです。
新聞
「信頼できる」イメージは、新聞(紙)メディアに対しては30.8%の高いイメージがありましたが、ブランド別でみると比率は下がり、最高でも日本経済新聞の13.4%にとどまっています。親近性の各イメージは、いずれも6%以内の低評価でした。
9つのイメージすべてにおいて、日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞の3社はほとんど差が見られません。
ネットニュース
「影響力がある」、「普段利用している」、「情報をいち早く知ることができる」は、いずれもYahoo!ニュースが20~25%でトップで、LINE NEWS、Googleニュースが1割台で続いています。
信憑・信頼性の各イメージ、「自分の思考・姿勢に合う」はいずれも6%以内の低評価でした。
SNS、動画共有サービス
「普段利用している」は、LINE40.0%、YouTube36.6%と高く、「影響力がある」は、YouTube27.1%、X20.9%と2割を超えています。
他方、信憑・信頼性の各イメージはいずれも4%以内と評価が低いです。
雑誌
イメージ総量が22~35%でどのブランドも全体的にイメージが少ないものの、週刊文春では「影響力がある」が19.2%であるのが注目されます。
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3. 利用者から見たメディアイメージ
(月2日以上利用者ベース)
"利用者ベースでは「情報の内容が詳しい」は雑誌、「普段利用している」は動画共有サービスが最上位"
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次に、各メディアの利用者(月2日以上の利用)に限定して、それぞれのイメージ状況を見ていきます。つまり、そのメディアを利用していない人を除外した評価となり、全体ベースよりも、総じて比率はアップしています。
各メディアイメージの特徴
信憑・信頼性イメージ:
「信頼できる」、「中立である」、「情報の事実確認がされている」、「メディアとしての実績がある」は、全体ベース同様、新聞(紙)が8メディア中最も高い一方で、「情報の内容が詳しい」イメージは雑誌が24.1%で、新聞(紙)(20.6%)よりも高い評価を得ています。
インターネット3メディア(SNS、動画共有サービス、インターネットニュースサイト/ニュースアプリ)の信憑・信頼性イメージは、利用者においても低水準(8%未満)にとどまっています。
影響力イメージ:
利用者における「影響力がある」イメージは、テレビ、SNS、動画共有サービスは4割台、インターネットニュースサイト/ニュースアプリ、新聞 (オンライン・デジタル版)、新聞(紙)は3割台、ラジオ、雑誌は1割台と、3群に分かれました。
親近性イメージ:
「情報をいち早く知ることができる」は、インターネットニュースサイト/ニュースアプリが47.3%で最も高く、2番目に高いSNS(35.8%)と10ポイント以上の開きがあります。
「自分の思考・姿勢に合う」は、利用者ベースでもいずれも1割以下でした。
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調査概要
調査方法 NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)
※調査員による個別訪問留置調査
調査対象 全国の15〜79歳男女個人 1,200人
エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付
調査実施 2025年7月13日(日)~7月26日(土)
本調査は、NOS(日本リサーチセンターオムニバス調査)を利用しています。
アンケート登録パネルを使ってインターネットで簡単に情報収集できる時代になりましたが、NOSでは50年以上にわたって「調査員を使った訪問留置」「パネルモニターではない毎回抽出方式」で調査を継続しております。
日本全国の15~79才男女個人1,200人について、地域・都市規模と性年代を日本の人口構成に合うように回収していますので、全体比率は地域や年代等の偏りがない結果としてご覧になることができます。
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