NRCレポート
NRCパントリーショッパークラスターのご紹介
公表日 2026年06月24日
クラスター分析とは、回答者の意識や行動パターンが似ている人を分類し、性別や年齢などの基本属性だけでは見えない市場のセグメントを浮き彫りにする分析手法です。
人を分類すること(セグメンテーション)で、顧客の明確化による効率的な施策やマーケティング活動が可能になります。
弊社では、生活の最も基本的なテーマである「食」に注目し、その嗜好性や意識の違いによって生活者を分類した「NRC食クラスター」をご紹介しています。
そして、今回は、買い物全般および食品購入に関する意識をもとに、世帯の食品購入者(パントリーショッパー)を分類した「NRCパントリーショッパークラスター」を作成しました。
■パントリーショッパー(世帯の食品を買うことがある人)の出現率と食品購入頻度
全国18 ~69歳3,000人を対象に24年3月に実施したWEB調査(インターネットパネル)によると、世帯の食品の買物について、「主に自分が買う」人は57%、「自分も買うが、主に買うのは自分以外の家族」という人は29%で、これらを合わせた約85%の人が世帯の食品を買っていることがわかりました。
本レポートでは、世帯の食品購買者を「パントリーショッパー」と命名し、パントリーショッパーはどのような特徴を持つ人たちに分かれるのかを見てみました。
【世帯の食品購入状況】

【属性】
パントリーショッパー比率は、男性は79%、女性は91%でした。
年齢別では高齢層ほど高くなり、18~29歳では75%ですが、60代では9割を超えています。

【食品購入頻度】
パントリーショッパーの食品購入頻度をみてみると、「週2~3回」が最多の44%、「週1回」が21%、「週4~5回」が16%で、週1回以上購入者は合計で9割を占めています。


■ショッピング・食品購入に関する7つの因子の抽出
パントリーショッパーの買い物全般に対する意識、食品購入に関してさまざまな角度から意識を尋ねた結果、ショッピング・食品購入に関して、20の項目をもとに、7つの潜在的な因子(意識・行動)を抽出しました。
以下の因子負荷量の結果から因子名は、先取り的消費行動・意識を表す『先駆消費』因子、ショッピングがストレス発散やレジャーにもなっている『買物大好き』因子、地球環境や人・社会にやさしいものを選ぼうとする態度からなる『環境・安全性重視』因子、より安く買うことを追及する『価格コンシャス』因子、質の高さ・良品を重視する『品質重視』因子、直観で思わず飛びついて買ってしまうという『衝動買い』因子、価値基準に合うものへの投資を惜しまない態度を示す『価値投資消費』と名前をつけました。
パントリーショッパーの買物・食品購入に関する意識・行動の20項目は、この7つの因子に集約できました。

(最尤法・バリマックス回転)
■NRCパントリーショッパークラスター 9つの俯瞰
パントリーショッパーの7因子の因子得点を用いてクラスター分析を行い、パントリーショッパーを9つに分類しました。


因子スコア:プラスのスコアはその傾向が強いことを示しています、
さらに、多次元尺度法(MDS分析)を用いて、9つのパントリークラスターを、その類似性から2次元マップに布置しました。<セーフティ・バランサー>、<ドライ・イノベーター>が比較的中庸なポジションですが、ほかのクラスターは周辺部に散らばり、それぞれに特徴的なポジショニングとなっています。
【ポジショニングマップ二次元配置】(MDS分析)

■NRCパントリーショッパークラスター プロフィール









【調査概要】
調査方法 WEB調査(ネットワークパネル)
調査対象 全国18~69歳個人
調査時期 2024年3月
有効回収数 3,000s(地域×年代による層化母集団に沿って回収)
【補足資料:買物行動・意識設問クロス集計表】
クラスタープロフィールシートには掲載されていない意識・行動回答結果を抜粋して掲載します。
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